藤原成親女(維盛北の方)が語る


ふじわらのなりちかのむすめ

大納言成親と、後白河法皇の女房京極局の娘で、自身も建春門院に出仕し、新大納言局と呼ばれる。

成親は平治の乱で敗れその後政界復帰したが、後に平家打倒の鹿谷の謀議が発覚し流罪、死刑に。

「平家物語」によると美青年の維盛にふさわしい美少女で、維盛15歳、北の方13歳で結ばれたという。

六代と夜叉御前という子供がいて、 「平家物語」の「維盛都落」は、維盛とこの妻子との別れの場面である。

維盛は源平合戦の途中、妻子恋しさに一門から離れ、都に戻ろうとするが断念し、出家、入水して果てる。

(落ち延びたという平家伝説も残っていて、ほんとうのことはわかってはいない)

残された北の方は、夜叉御前を連れて、都の貴族と再婚し、なんとか命だけは助けられた六代は出家する。

が、頼朝の死後、六代もついに斬られて、平家の子孫は絶えたとされている。


胡蝶舞う


はじめに

ここでは「維盛北の方が語る」というものの、創作小説です。

といっても、100%フィクションというわけでもありません。それなら、もっと簡単なのだけど。

最初に、想像でいくつかシーンが思い浮かび、思い付くままに書いてしまって、 あとから、

いろんな資料を読んだため、間違っていた部分が出てきて、削らなければならなかったり、

どうしても必要な部分は大幅な修正が必要になったり、 逆に、想像していたのが、実際そうだったりすると

うれしかったり・・・

一番のネックは、年齢的なものでした。ずいぶん早熟な感じがするのです。

「平家物語」は誤認というよりも、意図的な虚構も あるので、それを信じていいかということです。

なるべく、断片的な事実(たとえ虚構であったとしても)をたくさん集めて、それを組み立てて、

想像でもって隙間を埋め立てて、ストーリーを作っていくことにしました。

ほんとうは全部書き終えてからUPするのがいいのかもしれないけれど。

今回は、少しずつUPすることにしました。だから、「完」の字を打つまでは、まだ未完成です。

途中、事実を見落としているのに気づき、変更する部分が出てくるかもしれません・・・


胡蝶舞う〜系図〜
系図を開いておくとわかりやすいと思います。

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