百人一首《81〜100》 

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ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば

思ひわび さても命は あるものを

世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る

ながらへば またこのごろや しのばれむ

夜もすがら もの思ふころは 明けやらで

嘆けとて 月やはものを 思はする

村雨の 露もまだひぬ まきの葉に

難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ

玉の緒を 絶えなば絶えね ながらへば

見せばやな 小島のあまの 袖だにも

きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに

わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の

世の中は 常にもがもな 渚こぐ

み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて

おほけなく うき世の民に おほふかな

花さそふ 嵐の庭の 雪ならで

来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは

人も惜し 人も恨めし あぢきなく

ももしきや 古きのきばの しのぶにも


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